GUIDE · 犯収法
ヘ方式(ICチップ読取eKYC)とは?対応書類と他方式との違い
2027年改正後の本人確認の中心となる「ヘ方式」。その仕組みと、ホ方式・カ方式(JPKI)との違いを条文ベースで整理します。
最終更新:2026-06-10
ヘ方式とは(施行規則第6条1項1号ヘ)
ヘ方式とは、特定事業者が提供するソフトウェアで撮影した顧客の容貌(顔)の画像と、本人確認書類に組み込まれたICチップに記録された情報の送信を受けて確認する方法です(犯収法施行規則第6条第1項第1号ヘ)。
券面の見た目ではなくICチップ内の電子情報を読み取るため、偽造・加工画像によるなりすましに強いのが特長です。改正後の非対面確認の標準方式と位置づけられます。
ヘ方式の対応書類
ヘ方式で使えるのは、氏名・住居・生年月日・写真の情報がICチップに記録された写真付き本人確認書類です。代表例はマイナンバーカードと、ICチップ付きの運転免許証です。
ICチップを搭載していない書類や、チップに必要情報が記録されていない書類は、ヘ方式では利用できません。自社の顧客層が持つ書類との相性を確認してください。
ホ方式・カ方式(JPKI)との違い
ホ方式(同号ホ)は券面の画像を送る方式で、2027年4月に廃止されます。ヘ方式はICチップの電子情報を読む点が決定的に異なります。
カ方式(同号カ)は、マイナンバーカードの公的個人認証(JPKI)の署名用電子証明書を用いる方式です。ヘ方式が「ICチップの記録情報+顔」であるのに対し、カ方式は電子署名による認証で、対応カードや利用条件が異なります。
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よくある質問
Q. ヘ方式とカ方式(JPKI)はどちらが良いですか?
A. どちらも改正後に利用できます。ヘ方式は運転免許証等のICチップにも対応しやすく、カ方式はマイナンバーカードの公的個人認証で高いなりすまし耐性があります。顧客が持つ書類と離脱率で選びます。
Q. ヘ方式は運転免許証で使えますか?
A. ICチップに必要情報が記録された運転免許証であれば対応可能です。実際の対応可否は利用するeKYCサービスの仕様を確認してください。
Complete Guide
2027年4月 犯収法改正 完全対応ガイド
廃止される方式とICチップ読取方式への移行手順、43業種別の対応可否を条文ベースで整理。冒頭部分は無料です。
完全対応ガイドを読む →本記事は参考情報の提供を目的とし、最終的な判断は所管官庁のガイドライン・社内規程・専門家への確認に基づいて行ってください。 条文は犯罪収益移転防止法施行規則(2026年6月時点)に準拠しています。